「アスベストかも?」
即お電話下さい!石綿含有の有無をお調べ致します。
石綿とは?
アスベスト(石綿)は繊維状の結晶を有する天然鉱物です。代表的なものは、角閃石系のクロシドライト(青石綿)・アモサイト(茶石綿)、蛇紋石系のクリソタイル(白石綿)などがあります。アスベストの生産量は、世界全体(1981年)で472.1トンで、その約90%以上がクリソタイルです。クロシドライト・アモサイトは3.5%と3.0%を占めています。鉱物結晶の直径は、0.02〜0.04ミクロン(髪の毛の1/5000)と細く、肉眼では見ることができません。
アスベストの語源は、火の中に入れても燃えない繊維状物質で、ギリシャ語で不燃・不滅を意味する語に由来し、多くの優れた性質があります。
特長として...
- 不燃性・耐熱性がある
- 電気を通さない
- 酸・アルカリに強い
- 腐らず変質・磨耗しにくい
- 柔軟であるため、紡績が可能
現在、日本国内では石綿の使用が原則的に全面的に禁止されるに至り、今後の石綿の管理をいかに行っていくかが課題となっていますが、作業者のみならず社会環境に考慮すると、個々の関係者が正しい知識を持ち、石綿を適切に管理していかなければなりません。
石綿による健康障害
アスベストの直径は極めて細いため、皮膚に突き刺さったり呼吸をすることで肺に刺さったりします。繊維は細胞を刺激し続け、石綿肺・肺がん・悪性中皮腫などを発症します。
石綿肺
職業上アスベストの粉じんを10年以上吸入した労働者に起こるじん肺の一種です。吸入したアスベストが細気管支や肺胞に刺激を与え、炎症を起こし、次第に線維化を来たし、肺機能障害を起こします。
これは、アスベスト暴露が中止した後も進行し最終的には呼吸不全で死亡する場合があります。
肺がん
肺胞内に取り込まれた石綿繊維の物理的刺激により、肺がんが発生するといわれ、アスベスト暴露から約15~40年の潜伏期間があります。アスベストに起因する肺がんには発生部位・病理組織型に特徴がありませんが、石綿肺を発症していることや、胸膜肥厚、喀痰中のアスベスト小体、肺の持続的捻髪音などから診断されます。
悪性中皮腫
肺を取り囲む胸膜や、肝臓や胃などの臓器を囲む腹膜等にできる悪性腫瘍のこと。アスベスト暴露から約30~50年の長い潜伏期間の後に発症します。悪性中皮腫の発生は、アスベストの種類によって差があることが知られ、クロシドライトが最も危険性が高く、次にアモサイトと角閃石系の暴露で多く発症すると言われています。
アスベストの分析
定性分析と定量分析
- アスベストの分析は、まずその石綿含有の有無を調べます。
- 含有しているのであれば、何がどの程度の量存在するのか ?
という2点になります。
前者を「定性分析」、後者を「定量分析」と呼びます。
予算は?
定性分析 → ¥ 22,000/1検体(送料・代引き手数料・税別)
定性・定量分析 → ¥ 30,000/1検体(送料・代引き手数料・税別)
※1週間前後で判定いたします。
※お支払いは代金引換のみとさせて頂きます。
福島支社で取次いたしますので、下記連絡先までご連絡下さい。
(株)ファイン 福島支社 TEL:024-961-5066
手順は?
- 試料の採取
- 分析用試料の調整
- 定性分析
- 定性分析には分散染色分析法とX線回折分析法があります。(石綿の含有を確認した場合)定量分析
- 定量分析は、X線回折分析法(基底標準吸収補正法)で行います。
※検体採取で解らない点がございましたらお問い合わせ下さい。